クムのモハマッド・ジャムシディさんのお家にお邪魔してからちょっと時間があったので、有名なファーティマの聖廟に行ってきました。今から1,200年程前にイマーム・レザーの妹ファーティマが21~23歳の頃にトルクメニスタンのメルヴにいる兄に会いにサウジアラビアのメディナから向かっている途中クムで亡くなり、建てられたお墓です。兄のイマーム・レザーの聖廟がマシャドにあり、それに次ぐ第二の聖地がこのファーティマの聖廟です。
クムには2度目の来訪でしたが、ここは初めて来ました。入口に荷物検査所みたいな所があって入っていくと、一緒に行った大阪店の店長はスルーだったのに、なぜか私だけ止められて待っているように言われました。事務所に監禁でもされるのかと思いましたが、会長が通訳してくれて、せっかく日本から来てくれたのでガイドを付けてくれるということでした。やましいものは持ってきてないはず(?)なので、いったい何かと思いました。
そうして、色々と説明してくれながら、モスクを見て行きました。1枚目の写真のモスクはまだ新しく、30~40年前にイランで最高の職人が手がけたそうです。5枚目の写真の金ピカのモスクは本物の金が使われているそうです。モスクは間近で見ると、言葉にできない程本当に美しいです。
実際にお祈りしている人がいたり、遺体が担架で運ばれてきて、その亡くなった人の為に皆でお祈りしているところにも遭遇したりと、テヘランではあまり見ない光景に、宗教の町クムなんだなぁと思いました。実際、今テヘランで街を歩く女性でスカーフを頭にかぶっていない人を大勢見かけました。4年前には考えられない光景です。昨年のデモから変わってきたみたいです。ですが、クムでそういう女性は1人も見なかったです。やはり厳格な宗教の町なのです。絨毯は節操ないですが(笑)