T様はホームページをご覧になりお電話いただきました。現在もダイニングテーブルの足元にタブリーズを敷いていて、その隣の応接セットの下に敷く絨毯を探されているということでした。英国の家具や内装のお部屋に合うようなものをというご要望で、富山県にお住まいで浅草にはなかなか来れないということでしたので、こちらから何枚か絨毯をお持ちして実際に見てお決めいただくことになりました。その後も何度かお電話をいただき、T様のお好きな色やイメージを聞いてお持ちする絨毯を絞っていきました。そして、お決めいただいたのは、
ケルマン産ウール サイズ:292×243㎝
T様は最初、すでにご自宅に敷かれていたタブリーズと同じ2×3mの大きさのものを考えておられていましたが、お部屋も広いですし、応接セットを余裕を持って置けるように、しかもお部屋の雰囲気にもぴったり合うこちらのケルマン産をおすすめして、お決めいただきました。
そして、お持ちした絨毯をご覧いただいている時に、先日VOGUEのウェブページでも使われた赤いカシャンを奥様がとても気に入られました。そこで、今敷いてるタブリーズを下取りしますので、カシャンをダイニングテーブルの足元に敷いてみられてはどうですかというご提案をさせていただいたところ、T様もご了承いただきカシャン産の絨毯もお買上げくださいました。
カシャン産ウール サイズ:約294×213㎝
このカシャンはおそらく40~50年前に織られたもので、カシャンの絨毯としてはとても珍しいデザインです。月日を経て色味も落ち着いており、隣のケルマンとも合っていました。やはり赤と紺というペルシャ絨毯の基本の色組合せはとてもしっくりきて良い感じになります。